BANNER1903J.BMP - 134,574BYTES
トップ
お悔やみ
以前の記事
政治
経済
社会
選挙
コラム

令和6年(2024年)5月2日付
5年ぶりに増加

秋田北地方の昨年度住宅着工戸数
 
県計は10年間で最少

 

 秋田北地方の新設住宅着工戸数は、5年ぶりに増加に転じた。県建築住宅課が1日公表した令和5年度(5年4月〜今年3月)の着工実績で示されたもの。県全体では、過去10年間で最も少なかった。    

 秋田北地方の過去10年間の新設住宅着工戸数推移は下段のとおりだが、令和5年度は前年度比104戸、24.6%増の527戸。同10年間では平成30年度の656戸をピークに減少の一途をたどっていたが、令和5年度は5年ぶりに好転し、同2年度の521戸以来3年ぶりに500戸を超えた。

 ただ、これは北秋田地域(大館市、北秋田市、上小阿仁村)が好調だったことによるもので、鹿角地域(鹿角市、小坂町)は冴えない。ちなみに、北秋田地域は前年度比112戸、35.2%増の430戸を数え、令和元年度の464戸以来4年ぶりに400戸を超え、前年度比減の地域が相次ぐ中、県内9地域中最大の増加率にのぼった。これに対して鹿角地域は前年度比8戸、7.6%減の97戸と伸び悩んだ。

 

 県全体の令和5年度着工戸数は前年度比386戸、10%減の3,456戸。2年連続で減少し、それまでの過去10年間の最少だった平成27年度の3,809戸をも大幅に下回った。

 利用関係別では、貸家が前年度比185戸、17.7%増の1,228戸と過去10年間で最も多かった半面、持家が同314戸、14%減の1,925戸、分譲住宅が245戸、46.1%減の287戸、会社や官公庁、学校などの社員、職員、教員などを居住させる給与住宅が同12戸、42.9%減の16戸と軒並み低迷。 (午前零時)

秋田北地方の過去10年間の新設住宅着工戸数推移
平成26年度 27年度 28年度 29年度 30年度 令和元年度 2年度 3年度 4年度 5年度
509戸 439戸 522戸 555戸 656戸 584戸 521戸 481戸 423戸 527戸

※このページには広告を掲載しております。