新型コロナ感染を除く休業4日以上の死傷者数は県全体で1,064人を数え、前年に比べて113人、9.6%減少した。秋田労働局が13日公表した令和6年労働災害発生状況で示されたもの。秋田北地方を管轄する大館労基署管内は同5人、2.6%増の201人に悪化。
一方、新型コロナを含む県全体の死傷者数は同218人、12.7%減の1,496人、うち大館管内は同56人、23.6%増の293人で県傾向と逆行した。大館、秋田、能代、横手、大曲、本荘の各管内中、前年比増は大館のみ。
労災による死者数は県全体で前年比5人減の9人で、3年ぶりに1ケタに抑えた。大館管内は、前年の2人から1人に半減。ちなみに、大館管内の事例は6月に木造家屋建築工事業で発生。70歳代の作業員が建て方作業中、梁上に仮置きされた母屋材を運ぶため母屋材に向かって梁上を移動していたところ、バランスを崩して約3.4メートル下の土間コンクリートに墜落して亡くなった。ヘルメットを着用していたものの、墜落防止措置は講じていなかったという。同局が作成した県計と労基署管内別の労災発生状況は下段のとおり。 (午後4時)
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