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令和7年(2025年)7月29日付
2月余遅れで運航へ
 
北秋田市の太平湖
 
8月8日に湖水開きなど
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太平湖(北秋田市のHPより)

 

 太平湖小又峡シャトルタクシー船運航事業者のぶなの郷あきた株式会社(間杉政明社長)は28日、8月8日午前9時半から同湖の湖水開きと安全祈願祭を行うと発表した。当初予定より2カ月余遅れての運航開始。

 森吉山の東麓に位置する太平湖は、昭和28年(1953年)に森吉ダムの完成によってできた人造湖。周囲はカエデやナラ、トチなどの広葉樹に覆われ、初夏の新緑、秋の紅葉のシーズンには遊覧船からの眺めを楽しむ多くの観光客でにぎわう。また、遊覧船でわたる小又峡は県の名勝と天然記念物に指定され、家族連れなども気軽に散策できるコースとして人気がある。

 太平湖に通じる県道309号は春の雪解けを受けてさる5月16日に全面開通し、当初はシーズン幕開けを告げる湖水開きと安全祈願祭を同30日に行う予定だった。

 しかし、昨冬の大雪の影響で小又峡登山道が30メートルにわたる落木や土砂崩れ、同峡の見所のひとつ「化ノ堰」手前の歩行橋の崩落により、三階滝までの登山道が安全に歩行できない状況に。

 県や北秋田市、阿仁スキー場、北秋田山岳協会の協力などを得て6月26日から今月24日にかけて復旧作業を実施し、8月8日に湖水開きと安全祈願祭を行うめどがついた。

 当日は太平湖グリーンハウス前緑地広場(雨天時は同ハウス内)で午前9時半から神事と湖水開き式典、同10時20分ごろから新太平湖丸お祓いと記念の乾杯式、同10時半ごろから記念乗船と小又峡散策。

 北秋田市の津谷永光市長は、今月25日の定例記者会見で「今年からはこれまで運航していた遊覧船に代わり、太平湖シャトルタクシー船の運航が始まる。船の形は変わるが、森吉山観光の大きな魅力の一つである太平湖小又峡の豊かな自然を、ぜひ多くの皆さんに楽しんでもらいたい」とPR。運航は新太平湖丸を含む小型船3挺。  (午前零時)

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