気象庁が1日まとめた7月気象のうち秋田北地方主要3地点(大館市、北秋田市鷹巣、鹿角市)の状況によると、月降水量は同月の観測史上最も少なく、月平均気温は同史上最も高かった。
<大館市> 月降水量は平年(216.6ミリ)の約13分の1の16.5ミリで、昭和55年(1980年)2月の19ミリ以来45年ぶりに観測史上の記録を更新した。月平均気温は平年より4度高い26.5度で7月観測史上最高、通年の観測史上では一昨年8月の28.2度に次いで2位タイ。観測史上10位以内はこれまですべて8月で占めたのに対し、今年は初めて7月としてトップ10入りした。30日には7月観測史上初の38度超えとなる38.1度を記録し、通年の観測史上でも4位に。月間日照時間は212.9時間で、平年を65.5時間、44.4%上回った。
<北秋田市鷹巣> 月降水量は平年(214.7ミリ)の約15分の1の14.5ミリで、平成26年(2014年)4月の20ミリ以来11年ぶりに観測史上の記録を更新した。月平均気温は平年より3.9度高い26.5度で7月観測史上最高、通年の観測史上では一昨年8月の28.4度に次いで2位。大館市と同様、観測史上10位以内はこれまですべて8月で占めたのに対し、今年は初めて7月としてトップ10入りした。30日には7月観測史上2位の37度、31日には同3位の36.9度、14日には同9位の36度をそれぞれ観測。月間日照時間は227.2時間で、平年を77.8時間、52.1%上回った。
<鹿角市> 月降水量は平年(200.6ミリ)の約7分の1の28.5ミリで、7月の観測史上最少、通年の観測史上では同9位だった。月平均気温は平年より3.7度高い25.6度で7月観測史上最高、通年の観測史上では一昨年8月の26.6度に次いで2位。30日には7月観測史上2位の36.1度、31日には同3位の36度、29日には同8位の34.7度をそれぞれ観測した。月間日照時間は206.3時間で、平年を59.3時間、40.3%上回った。(午前10時半)
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