気象庁がまとめた9月気象統計のうち秋田北地方主要3地点の状況によると、最も特徴的なのは降水量の多さで、大館市と北秋田市鷹巣はそれぞれ同月の観測史上最多を記録したほか、鹿角市も同2位だった。平均気温は、平年を2度前後上回った。
<大館市> 月降水量は平年(164.8ミリ)の2.8倍の461ミリで観測史上6位にランクされたほか、9月のみの同史上ではそれまでの1位だった平成23年(2011年)の386ミリを14年ぶりに更新した。観測史上最多の205ミリを2日に記録したのが、月降水量を一気に押し上げた主因。一方、月平均気温は21.1度で平年を2.1度上回った。令和2年(2020年)と並んで9月の同史上5位の高さ。月間日照時間は165.4時間で、平年を19.5時間、13.4%上回った。
<北秋田市鷹巣> 月降水量は平年(164.7ミリ)の2.5倍の413.5ミリで観測史上7位にランクされたほか、9月のみの同史上ではそれまでの1位だった平成23年の383.5ミリを14年ぶりに更新した。観測史上2位(9月1位)の169ミリを2日に記録したのが、月降水量を一気に押し上げた主因。一方、月平均気温は21度で平年を1.9度上回った。9月の同史上5位の高さ。月間日照時間は168.5時間で、平年を18.6時間、12.4%上回った。
<鹿角市> 月降水量は平年(149.3ミリ)の2.3倍の349.5ミリで観測史上4位にランクされたほか、9月のみの同史上では平成23年の375ミリに次いで2位。2日には、観測史上3位(9月1位)の151.5ミリを記録した。月平均気温は20.1度で、平年を1.8度上回った。9月の同史上3位の高さ。月間日照時間は171.5時間で、平年を24.8時間、16.9%上回った。(午後4時)
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