県警がまとめた9月末現在の令和7年特殊詐欺被害認知状況によると、件数は前年同期を下回ったものの、被害総額は前年同期の4倍にのぼる。一方、SNSを使った投資詐欺とロマンス詐欺は被害総額が減少した半面、件数は増加した。
県警が作成した特殊詐欺の9月末現在内訳は下段のとおりだが、認知件数は前年同期比23件、25.7%減の68件。対する被害総額は前年同期の1億73万2,575円から4億631万5,176円へと4倍に拡大した。1件あたり換算では、同110万6,951円から597万5,223円に膨らむなど大型化が顕著。
件数で最も多いのは架空料金請求の27件だが、67件にのぼった前年同期との比較では大幅に減少した。次いで多いオレオレ詐欺は前年同期の8件から3倍近い22件に増加し、被害額も同2,740万9,004円から2億8,525万5,000円へと10倍以上に拡大する深刻な事態に。
SNSを使った投資詐欺とロマンス詐欺をあわせた認知状況は被害総額が前年同期比1億387万8,573円、24.4%減の3億2,152万334万円と改善傾向がみられるものの、件数は同12件、26.7%増の57件と悪化している。
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