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令和8年(2026年)3月3日付

8カ月ぶりに上昇

県内の有効求人倍率
1月は 1.23倍

 求職者1人に対する求人数を示す県内の有効求人倍率(受理地・季節調整値)は8カ月ぶりに上昇し、1.23倍となった。秋田労働局が3日公表した1月の県内雇用情勢で示されたもの。同局は前月までの「求人は求職を上回って推移しているものの、緩やかに減少している。物価上昇等が与える影響について注意する必要がある」との見方を維持した。 

 県内の新規求人数は8,626人で、前年同月を10.2%、789人上回った。2カ月連続の増加。月間有効求人数は1万9,568人で、同2.7%、520人上回った。38カ月ぶりの増加。

 県内の新規求職者数は4,481人で、前年同月を7.5%、314人上回った。2カ月連続の増加。月間有効求職者数は1万5,568人で、同4.3%、646人上回った。10カ月連続の増加。

 この結果、1月の有効求人倍率は1.23倍となり、前月比で0.03ポイント高い。前月以前の季節調整値は今公表時に改定されたものの、上昇は前年6月以来8カ月ぶりで、同4月の水準に戻った。本県の全国順位は18位で、前月から3つランクアップ。

 県内の就職件数は1,043件で、前年同月を0.5%、5件下回った。うち45歳以上の中高年齢者は562件で、同0.5%、3件下回った。ほぼ横ばいながら、ともに2カ月連続の減少。

 事業主からは〇人員不足も深刻だが、従業員の高齢化がさらに深刻な状況。事業継続が不安(土木建設業)〇木材のほか、住宅設備機器の値上げにより住宅価格が高騰。着工数が減少しており厳しい状況(木製品製造業)〇取引先である飲食業の低迷に加え、大口の取引先がなくなり、売り上げが減少。業績が悪化(食料品卸売業)〇物価高騰の現状では経営が厳しい。人件費を考慮し、これ以上の増員はできないと判断(介護事業)などの声が聞かれる。

 大館、鷹巣、鹿角の秋田北地方3職安管内を含む県北の1月求人・求職状況(受理地・季節調整値)は下段の通りだが、常用の有効求人倍率は能代が1.76倍(前月1.52倍)で11管内中最高を維持し、大館は1.37倍(同1.39倍)、鷹巣は1.05倍(同0.97倍)、鹿角は1.27倍(同1.26倍)。うち大館はいくぶん低下したものの、県内では能代に次いで人手不足感を払拭できずにいる。(午後5時10分) 受理地別 有効求職・求人統計

能代 大館 鷹巣 鹿角
受理地 有効求職者数 1,225 1,062 481 626
常用 1,163 1,028 451 497
有効求人数 2,168 1,501 506 666
常用 2,052 1,407 473 632
有効求人倍率 1.77 1.41 1.05 1.06
常用 1.76 1.37 1.05 1.27