大館保健所管内の感染性胃腸炎定点医療機関あたり患者報告数は、県内最多の22人にのぼった。県保健・疾病対策課が12日公表した第10週(今月2日〜8日)の感染症発生情報で示されたもの。同管内は、過去1年間で初めて20人を超えた。

感染性胃腸炎はウイルスや細菌に汚染された飲食物や、人、ペットとの接触を通じて病原体が口から入り、嘔吐や下痢、腹痛、発熱などを引き起こす疾患の総称。ノロウイルス(冬場)やロタウイルス、カンピロバクターなどが原因となり、乳幼児や高齢者は脱水症状など重症化しやすい。

前週比較による第10週の県平均と保健所別の感染性胃腸炎定点医療機関あたり患者報告数は下段のとおりだが、このうち大館管内は第9週(2月23日〜3月1日)の7.00人から3倍以上の22.00人に大幅拡大した。9保健所管内中唯一の20人超え。ちなみに、過去1年間の大館管内で最も多かったのは昨年第23週(6月2日〜8日)の10.00人で、それとの比較でも第10週は2倍以上にのぼる。

一方、感染性胃腸炎の集団発生は県内で新たに5施設から報告があり、3施設からノロウイルスが検出された。県平均の感染者数も秋以降最多の8.85人を数える中、こまめな水分補給や石鹸による手洗いといった予防対策の徹底が求められる。 (午後3時45分)

3コマ漫画
感染性胃腸炎 報告数(縦型)

感染性胃腸炎 発生状況

県平均と保健所 第9週 第10週
秋田県 5.15 8.85
秋田市 5.80 9.00
大館 7.00 22.00
北秋田 8.00 11.00
能代 5.00 17.00
秋田中央 3.00 5.00
由利本荘 12.00 14.00
大仙 1.00 0.00
横手 2.00 1.00
湯沢 0.00 0.00